タイ国投資委員会(BOI)は9月20日の本会議において、海外からの生産拠点移転および高度人材育成に関する投資優遇政策を発表しました。
これは9月6日の経済閣僚会議で決定した「Thailand Plus」に即するもので、ターゲット産業に関し大規模な投資プロジェクトの誘致を目指すものです。
1.生産拠点移転に関する追加税制優遇措置
2020年末までに申請し、2021年中に実際の投資に着手することを条件に、バンコク以外を事業地とする投資額10億バーツ以上のプロジェクトに関し、5~8年間の法人税免除期間終了後、追加で5年間にわたる法人税50%免除
2.高度スキルを有する人材育成に関する優遇措置
企業が従業員研修や実習プログラムを実施する事を奨励し、科学・技術・工学(STEM)分野の専門的な研修・訓練や教育機関の設立に税制優遇を付与するものです。
①学生に研修・訓練を提供する企業は、費用の最大100%を課税所得から追加控除
②従業員に研修を実施したり、従業員を先端技術の習得、研修に参加させる事業者はその経費の最大200%を課税所得から追加控除
(※申請の期限は2021年末まで)
BOIプレスリリースより
https://www.boi.go.th/upload/content/No.148_2562EN.pdf