2019年12月3日の閣議において、今年いっぱいで税制優遇が終了する長期株式投資ファンド(以下、「LTF」)に代わる、新たな節税金融商品スーパーセーブ・ファンド(以下、「SSF」)の導入を承認しました。
LTFと同様、長期貯蓄を促進することを意図して設計されておりますが、主な違いは下記のとおりです。
LTF
・最大所得控除額・・・課税所得の15%または最大50万バーツ
・保有対象7年間
・投資金額に対する税制優遇は2019年で終了(投資自体は継続可能)
SSF
・最大所得控除額・・・課税所得の30%または最大20万バーツ
※退職年金型ミューチュアル・ファンド(以下、「RMF」)、厚生年金、公務員年金基金、国民貯蓄基金、年金保険料などと合算して最大50 万バーツ
・保有期間10年間
・最低拠出・継続拠出の条件なし
・投資金額に対する税制優遇は2024年まで
また、閣議はRMFの条件の修正も合わせて承認しました。これは低~中所得層の投資を促進することを意図とされております。
これまでRMFは「所得の3%または最低5000バーツ」という最低拠出条件が定められておりましたが廃止されました。
および最大所得控除額は課税所得の30%へと引き上げられました。
2019年12月3日商務省ニュースNo. 146/2562より
https://www.mof.go.th/th/view/attachment/file/3134353236/ข่าวแถลงกระทรวงการคลังฉบับที่%20146-2562%20(กองทุนรวมเพื่อส่งเสริมการออมระยะยาว).pdf
2019年12月3日バンコクポストより
https://www.bangkokpost.com/business/1807794/super-savings-funds-to-replace-ltfs