クライアント業種:貨物運送業
期間:スポット(1ヶ月以内)
概要
クライアントは、在米日系現地法人ですが、米国における得意先・外注先・各拠点との物流システムとしてIBM社のAS400を長年使用されておられ、
同時に会計プログラムもAS400内での標準モジュールを使用して財務諸表を作成しておられました。
この度、経理担当者が退職することになり、会計入力および財務諸表作成業務の委託を受注しました。
課題
元担当者はAS400の標準モジュールへの入力に合わせるために、システム外でエクセルを多用して計算してから入力をされておられたため、
計算過程や入力手順が属人的になってしまっていました。
さらに、AS400は最近の標準的な会計システムが備える以下の機能がなく、
過去・進行月の仕訳の検証やクライアントが求める拠点別・売上部門別の情報の抽出が容易ではありませんでした。
エクセルでデータが吐き出せない(PDF、CSVデータのみ)
BS、PLの月次推移が表示できない。
入力後、締め処理を行わないと、各帳表が出力できない。
仕訳のコピーが出来ない。
摘要の記載に制限がある。
仕訳単位で根拠となるデータをアップロードできない。
対応:
物流システムのみは引き続きAS400を使用することとなりましたが、
会計プログラムに関しては、QuickBooksに移行することにしました。
AS400内のデータ抽出もcsvデータをSaasantのアプリを利用し、QuickBooksにアップロードすることで解決しました。
そしてQuickBooksの活用により上記a.~f.の問題が解決され、会計入力および財務諸表作成の早期化・正確性が向上しました。
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